【Number】ベイスターズが久々に高校生投手・小園健太を1巡目指名したワケ…進藤達哉編成部長が明かす新ドラフト戦略

「久しぶりに感動したというか、本当によく引き当ててくれたなって。嬉しかったですね」

 横浜DeNAベイスターズの編成部長である進藤達哉は、高揚感を漂わせ感慨深い表情でそう語った。現役時代から冷静沈着な人物として知られる進藤が、これほど声を弾ませるのは珍しいことだ。

 10月11日に開催された2021年度のドラフト会議。DeNAは1巡目に阪神との競合の末、目玉投手であった小園健太(市和歌山高)の交渉権を手に入れた。クジを引いたのは初のドラフト会議参加となった三浦大輔監督。交渉権獲得の瞬間、ファンや関係者が歓喜したことはもちろん、DeNA首脳陣が陣取る控室は瞬間的に熱気を帯びた。1年間の苦労が、ひとつ報われた瞬間でもあった。

「ドラフト会議はスカウトたちの苦労も含め、多くの人たちの想いが集約されているのですが、三浦監督自身そういうものを感じてくれて、願掛けまでいって抽選に挑んでくれました」

 DeNA体制となって今年で10年目、ドラフト会議において1巡目で競合必至の高校生投手を指名したのは、13年の松井裕樹(現・楽天)以来久々のことだ。ドラフト前の編成会議で最優先事項になっていたのは“将来性豊かなピッチャー”。もちろん他の1巡目指名候補もおり激しい議論が交わされたが、小園を指名することを最終的に決めたのはドラフト当日のことだった。

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引用元: ・ベイスターズが久々に高校生投手・小園健太を1巡目指名したワケ…進藤達哉編成部長が明かす新ドラフト戦略